目視外飛行・夜間飛行には追加資格が必要!
限定変更講習と審査の内容をわかりやすく解説!
ドローンの国家資格(二等・一等)を取得すると、一定の条件下で安全に飛行させることができます。しかし、ドローンの活用が広がる現在、多くの業務で必要とされるのが**「目視外飛行」と「夜間飛行」**と呼ばれる特別な飛行方法です。
これらの飛行を行うには、**追加の講習と審査(=限定変更)**を受けて技能証明書に記載してもらう必要があります。本記事では、その理由と取得方法をやさしく解説します。
■ 目視外飛行とは?
操縦者が直接ドローンを見ることができない状態で飛行させることを「目視外飛行」と言います。
FPVゴーグルやモニター越しの操作が該当し、以下のような場面で活用されています。
・橋梁やインフラの点検
・広大な農地の自動航行
・災害現場の調査
・遠隔監視・警備業務 など
目視で確認できない分、リスクも高くなるため、特別な訓練と資格が求められています。
■ 夜間飛行とは?
日没から日の出までの時間帯に飛行させることを「夜間飛行」といいます。
夜間は視認性が低下し、障害物の発見が遅れる可能性があるため、こちらも追加の資格が用意されています。
活用される主なケースは以下の通りです。
・災害時の夜間捜索
・工場や施設の夜間警備
・イルミネーションなど夜間イベントの撮影 など
夜間飛行も事故リスクが高く、安全な操縦技術が求められます。
■ なぜ限定変更が必要なのか?
ドローンの国家資格は「基本飛行」の技能を証明するものです。
目視外・夜間などの特殊な飛行を行うには、国土交通省が定める追加講習と実技審査を受け、技能証明書に「限定変更」が記載されていなければなりません。
✅ 講習を受けずに申請することはできません。
✅「限定あり」の状態では、業務での信頼性の低下、法規違反になるケースがあります。
■ 限定変更講習の内容(例)
| 飛行方法 | 主な内容 | 講習内容 | 実技審査 |
|---|---|---|---|
| 目視外飛行 | 姿勢制御・ATTI練習、機体ロスト時の対応 | 学科+実技 | あり |
| 夜間飛行 | 灯火の確認、視認性の低下に対する操縦訓練 | 学科+実技 | あり |
※講習時間・試験内容はスクールによって異なりますが、国家資格対応のスクールでの受講が必須です。
■ 限定変更取得の流れ
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・スクールにて講習を受講
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・学科確認(理解度テスト)
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・実技審査に合格
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・国への申請
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・技能証明書に限定が追加され、目視外・夜間飛行が可能になります
■ なぜ今、限定変更が重要なのか?
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・ドローンの仕事の 多くが目視外飛行または夜間飛行を含む
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・将来の法改正で、より厳格になることが予想される
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・限定変更をしておくことで仕事の幅・収入機会が広がることも
「基本飛行のみ」では受注できない案件も多いため、
限定変更の取得は“実務に直結しやすい資格”と言えます。
■まとめ
目視外飛行・夜間飛行は、これからドローンを業務で活用していくための“必須スキル”です。
技能証明書に限定変更を追加することで、あなたの活躍のステージは大きく広がります。
限定変更講習のお申し込み・ご相談はお気軽に!
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些細な質問でも大歓迎です。ぜひ一度お問い合わせください。
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