ドローンコラム

ドローンの学科試験(二等)とは?内容や勉強のポイントをわかりやすく解説

ドローンの国家資格取得を目指す方の中には、実技講習だけでなく「学科試験」に不安を感じる方も少なくありません。
学科試験については以前にもご紹介しておりますが、現在通われている受講生の方からもよくお問い合わせをいただくため、今回は改めてご紹介します。
初めて受験される方にとっては、
「どのような問題が出るのか」
「どのくらい勉強すればよいのか」
「パソコンで受ける試験に対応できるのか」
など、不安に感じることもあるかと思います。
ただ、学科試験は出題される内容を整理し、ポイントを押さえて学習していけば、十分に合格を目指すことができます。
この記事では、二等無人航空機操縦士の学科試験について、試験の内容や勉強の進め方を分かりやすくご紹介します。

二等学科試験とは?

二等学科試験は、ドローンを安全に飛行させるために必要な基礎知識を確認する試験です。
ドローンは、趣味や仕事などさまざまな場面で活用されていますが、空を飛ぶ機体である以上、周囲への安全配慮やルールの理解が欠かせません。
学科試験というと、「難しい用語をたくさん覚えなければいけない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん覚えることも大切ですが、それ以上に大切なのは、なぜその知識が必要なのかを理解することです。
たとえば、どのような場所で飛行に注意が必要なのか、飛行前には何を確認するのか、天候が機体にどのような影響を与えるのか。
こうした内容は、試験のためだけでなく、実際にドローンを安全に飛ばすためにも必要な知識です。

試験形式と合格基準について

二等学科試験は、3つの選択肢の中から正しいものを選ぶ形式で行われます。
問題数は50問、試験時間は30分です。
30分で50問と聞くと、少し短く感じる方もいらっしゃるかもしれません。
1問あたりに使える時間は限られていますので、問題文を落ち着いて読み取り、迷いすぎずに解答していくことが大切です。
合格基準は、試験開始当初の目安として正答率80%程度とされています。
50問で考えると、40問程度の正答がひとつの目安になります。
ただし、問題の改定などにより基準が多少変動する可能性もあるため、受験前には公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。

CBT方式とは?

学科試験は、CBT方式で実施されます。
CBT方式とは、紙の問題用紙に記入する形式ではなく、試験会場に設置されたパソコンを使って解答する方式です。
普段パソコンをあまり使わない方の場合、「試験内容よりも操作方法が心配」という方もいらっしゃいます。
そのような方は、事前にCBTの基本的な操作方法や体験版を確認しておくと、当日の流れをイメージしやすくなります。
実際の試験では、画面に表示された問題を読み、選択肢を選んで解答していく形式です。
操作そのものは複雑ではありませんが、事前に画面の雰囲気を知っておくだけでも、当日の緊張を少しやわらげることができます。
学科の内容だけでなく、試験形式にも慣れておくことが、落ち着いて受験するためのポイントです。

受験できる場所について

二等学科試験はCBT方式のため、指定された試験会場の中から会場を選んで受験します。
ドローンスクール海老名周辺から受験を検討される場合、神奈川県内では横浜駅周辺や本厚木駅周辺の会場などが候補になります。
たとえば、横浜駅周辺には複数の試験会場があり、本厚木駅周辺にも受験できる会場があります。
海老名周辺からのアクセスを考えても、比較的受験しやすい会場といえるでしょう。
ただし、受験できる会場や日程、空席状況は時期によって変わる場合があります。
実際に申し込む際には、試験予約サイトで最新の会場情報を確認するようにしましょう。

主な出題範囲

二等学科試験では、ドローンを安全に飛行させるための幅広い知識が問われます。
主な出題範囲は、大きく分けると以下のような内容です。

1つ目は、無人航空機に関する規則です。
航空法を中心に、どのような場所や方法で飛行に注意が必要なのか、許可や承認が関係する飛行にはどのようなものがあるのかを学びます。
たとえば、空港周辺、150m以上の上空、人口集中地区の上空などで飛行する場合には、飛行許可が関係します。
こうしたルールを知らずに飛行してしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

2つ目は、無人航空機のシステムです。
プロペラ、モーター、バッテリー、送信機など、機体を構成する基本的な要素について理解しておく必要があります。
特にバッテリー管理は、実際の飛行でも非常に大切です。
バッテリー残量の確認、保管方法、気温による影響などを理解しておくことで、飛行中のトラブル防止につながります。

3つ目は、操縦者と運航体制です。
飛行前の確認、補助者との連携、緊急時の対応など、安全に飛行するための考え方が問われます。

4つ目は、運航上のリスク管理です。
風や雨、霧、気温など、天候や周囲の環境によって飛行のリスクは変わります。
「この状況で飛ばしても大丈夫か」「無理に飛ばさない判断が必要ではないか」と考える力も大切です。

出題例のイメージ

学科試験では、実際の飛行や安全確認につながる内容が出題されます。
ここでは、出題形式をイメージしやすいように、三肢択一式の例をご紹介します。
なお、以下は過去に実際に出題された問題ではなく、公開されているサンプル問題などを参考にした、出題形式のイメージです。
まず、受講生の方が特に難しく感じやすいのが、航空法や飛行ルールに関する問題です。

問題例1:航空法や飛行ルールに関する問題
無人航空機を飛行させる際のルールとして、正しいものを1つ選びなさい。

a. 空港周辺であっても、飛行高度が低ければ許可なく飛行できる
b. 人口集中地区の上空で飛行する場合は、飛行許可が関係することがある
c. 機体が小型であれば、飛行場所や飛行方法に関係なくルール確認は不要である

解答:b
航空法や飛行ルールに関する問題では、どのような場所で飛行する場合に注意が必要なのか、どのような飛行方法に許可や承認が関係するのか、といった考え方が問われます。
飛行ルールは言葉だけで見ると難しく感じやすいですが、
「どこで飛ばすときに注意が必要なのか」
「どのような飛行方法に許可や承認が関係するのか」
という視点で考えると、実際の飛行場面と結びつけやすくなります。

次に、気象に関する問題では、次のような形式が考えられます。

問題例2:気象に関する問題
気象が無人航空機の飛行に及ぼす影響として、正しいものを1つ選びなさい。

a. 低温時はバッテリー性能が低下し、飛行時間が短くなることがある
b. 雨天時であっても、視界が確保できていれば機体への影響はない
c. 風が強いほど機体は安定し、操縦しやすくなる

解答:a
気象に関する問題では、風や気温、視界などが飛行にどのような影響を与えるかが問われます。
実際の飛行でも、天候の確認は安全判断に直結するため、試験対策としてだけでなく、実務上も大切な知識です。

また、夜間飛行などの飛行方法に関する問題では、次のような形式が考えられます。

問題例3:夜間飛行に関する問題
夜間に無人航空機を飛行させる場合の説明として、適切なものを1つ選びなさい。

a. 機体の姿勢や方向を確認できる灯火などにより、視認性を確保することが重要である
b. 夜間は人通りが少ないため、昼間より安全確認を簡略化できる
c. 補助者を配置すれば、機体の灯火や視認性を確認する必要はない

解答:a
夜間飛行では、昼間と比べて機体の姿勢や方向を確認しづらくなります。
そのため、機体を安全に確認するための装備や、周囲の状況を把握するための考え方が重要になります。

このように、学科試験では単に言葉を覚えているかだけでなく、実際の飛行時にどのような判断が必要になるかを意識した問題が出題されます。
問題を解くときは、「この知識は実際の飛行でどのように役立つのか」を考えながら学ぶと理解しやすくなります。

学科試験は難しい?

受講生の方からよくいただく質問のひとつに、
「学科試験は難しいですか?」
というものがあります。
感じ方には個人差がありますが、何も準備せずに受験するのはおすすめできません。
専門用語も出てきますし、航空法や気象、機体の仕組みなど、初めて学ぶ内容も多いからです。
ただし、出題範囲を整理し、ポイントを押さえて学習すれば、十分に合格を目指せる試験です。
大切なのは、言葉だけを丸暗記しようとしないことです。
航空法に関する知識は、「どのような場所や方法で飛行する場合に注意が必要なのか」を判断するために役立ちます。
風に関する知識は、飛行中に機体が流されたり、安定した操縦が難しくなったりするリスクを判断するために必要です。
飛行前点検に関する知識は、プロペラやバッテリー、機体の異常を事前に確認し、トラブルを防ぐために欠かせません。
このように、学科で学ぶ内容は単なる暗記ではなく、実際の飛行時の安全判断につながるものです。
「なぜその知識が必要なのか」を意識しながら学ぶことで、内容を理解しやすくなります。

効率よく勉強するポイント

学科試験の勉強では、まず出題範囲の全体像を軽く確認したうえで、早い段階から問題演習に取り組むことをおすすめします。
教則や教材を最初からすべて完璧に覚えようとすると、どこが重要なのか分かりにくく、勉強に時間がかかってしまうことがあります。
問題演習を先に行うことで、実際にどのような形式で出題されるのか、自分がどの分野を苦手としているのかを把握しやすくなります。
そのうえで、間違えた問題や理解があいまいだった部分を教則や教材で確認していくと、効率よく知識を整理できます。
ここで大切なのは、間違えた問題をそのままにしないことです。
正解だけを覚えるのではなく、
「なぜその選択肢が正しいのか」
「なぜ他の選択肢が誤りなのか」
を確認することで、似たような問題にも対応しやすくなります。
また、試験時間は30分ですので、問題演習を行う際には時間を意識することも大切です。
慣れてきたら、本番と同じように時間を区切って解いてみると、試験当日のイメージがしやすくなります。

スクールで相談できる安心感

学科試験については、
「どこから勉強すればよいか分からない」
「専門用語が難しい」
「仕事の合間に勉強できるか不安」
といったご相談をいただくことがあります。
こうした不安は、初めて受験する方にとって自然なものです。
最初からすべてを完璧に理解しようとせず、一つずつ確認しながら進めていくことが大切です。
ドローンスクールでは、実技だけでなく、資格取得に向けた流れや学科試験に関するご相談にも対応しています。
実技講習で行う飛行前点検やバッテリー確認、周囲の安全確認などを思い出しながら学科の内容を確認すると、「だからこの知識が必要なんだ」と理解しやすくなります。
学科試験で学ぶ内容は、資格取得後にも役立つ知識です。
試験勉強を通して安全運航の基礎を身につけることが、安心してドローンを活用することにつながります。

まとめ

二等無人航空機操縦士の学科試験では、ドローンを安全に飛行させるために必要な基礎知識が問われます。
出題範囲は、航空法などのルール、機体の仕組み、操縦者としての確認事項、気象やリスク管理など幅広い内容にわたります。
最初は難しく感じる部分もあるかもしれません。
しかし、一つひとつ整理しながら学習を進めることで、十分に合格を目指すことができます。
また、CBT方式に不安がある方は、事前に操作方法や体験版を確認しておくことで、試験当日の流れをイメージしやすくなります。
ドローンスクール海老名では、初心者の方にも分かりやすく、国家資格取得に向けた学習を丁寧にサポートしています。
学科試験に不安がある方や、どのように勉強を進めればよいか迷っている方も、ぜひお気軽にご相談ください。
ドローンを安全に、そして安心して活用していくために、学科の知識もしっかり身につけていきましょう。

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